「その子らしさが光り、前向きに葛藤し、やり抜こうとする子」
創立者藤本一雄の著書「人間愛の教育」の中で、「子どもは愛されているという自信を持つとき、強く生きる力がうまれるものです。教育は何を教えたかより、どんな気持ちで教えたかが大事です。」と論じ「愛」は流れ続けてきました。幼児期時代に子どもたちのありのままを丸ごと受け止め”自分が好き、人が好き”と基本的信頼感を育てていきたい。
心の根っこ
子どもの成長を1本の木と考え、まずは、心の根っこを地にしっかりと根付かせたい。チャレンジする意欲と困った時に考える力を育てていきたい。”失敗は成功のもと”のことばを大切に、たくさん失敗したり、たじろいだりする子どもたちが前向きに葛藤できるように支えたい。
自然っていいな
さらに、心の根っこが育っていくと、幹となる感性が育っていきます。豊かな直接体験を大切にし、本物とたくさん出会う経験をつくっていきたい。自然はたくさんのメッセージを語りかけ、子どもたちの心をゆさぶってくれます。
友だちっていいな
そして、幹から枝・葉が広がっていきます。大人への信頼、愛情に支えられてきた子どもたちが、次に友達づくりへ旅立ちを始めます。仲のいい友達と一緒にいるとうれしくなり、仲のいい友達なら譲ってあげられたり、ルールを守らないと楽しくないことに気づきます。そして、徐々に誰に対しても思いやりを持ち、自己抑制していけるようになります。
自分ってなかなかいいぞ
1本の木となった子ども今までの育ちから自己充実・自己統制力が育ち、自分に自信をもって、自分の世界を広げていくようになります。
私たち保育者は、子どもたち一人ひとりに「陽当たりはよかったかな?」「水は充分かな?」と愛情の心をもって関わっていきたいと考えています。